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福岡県立美術館『柳川・立花家の至宝』展 [美術・博物展]

福岡県立美術館で開催されている『柳川・立花家の至宝』展へ行ってきました。

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立花家とは、旧柳河藩主のお家です。
そこにのこされた武具・茶道具・能装束・婚礼道具など美術品を中心とした勇ましさよりも優雅さが勝る企画展。

半分仕事の眼で見ているためか、見慣れた史料が多いためか県立美術館の古さが目だってしまいました(ごめんなさい)
でも
我が職場も似たようなもので・・・
「客観的に見ると、うちの職場もこんなんなんだろうな」と・・・。

ショーケースの隙間とか


照明が当たらない部分の暗さとか


狭いながらもめいっぱい史料を展示しているところとか






この企画展には鑑賞サポートプログラムとしてAQAプロジェクト(九州大学の学生によるプロジェクト)が関係し、販売されている図録とは別に無料配布のセルフガイドブックがありました。
子どもにもわかりやすく面白い内容で、図録より良かったです。



今回の発見は


「甲冑にも既製品があったんだ」 ということ。


オーダーメイドばかりだと思っていました。


そしてやっぱり重そう。


20キロもガチャガチャ身につけて戦なんて・・・ムリ!




そしてチンプンカンプンなのが茶杓の鑑賞ポイント



その良し悪しがわかりません!




茶碗だったら自分の好みなどもありますが、茶杓はどれも同じに見えます。




竹を削っただけで1本数百万とか・・・わからん



解説パネル・キャプションの位置や文字の大きさがちょっと残念でした。


史料を見る視界に入る位置になかったり(史料のそばに置いて欲しかった)


読みにくい角度だったり(傾けておいたほうが読みやすい)


文字が小さかったり(読みにくいから余計読めない)


ケース越しに近くでじっくり鑑賞できたことはよかったです。







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福岡市博物館『平泉~みちのくの浄土~』展 [美術・博物展]

浄土へ行ってきました。


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福岡市博物館『平泉~みちのくの浄土~』展へ行ってきました。


平泉・・・
奥州藤原氏が三代にわたり築き上げたこの世の浄土。
九州から行こうとするのは結構な気合と予算と時間が必要です。
でも一度は行ってみたいところです。

浄土が創られた経緯から遺品、現在も伝わる風習・祭り・・・わかりやすく良くできた構成の展示で、週末のわりにはさほど混雑もなく、年齢層はやはり高め。




そんな中、我は




仏教文化フェチというか、




仏像フェチというか




・・・密かに自覚しました。






なぜって






木製の四天王立像の衣のなびきぐあいの良さに内心悲鳴をあげ





精観音菩薩立像はぽっこりおなかではありましたが、覗き込んだその後姿があまりにセクシーで惚れるくらいのスレンダー美人!





終いには




中尊寺金色堂三段のメインの阿弥陀如来様ではなく脇に並ぶ地蔵菩薩様たちに惹かれました。






購入した図録でもそこだけ見て惚れ惚れしてます。




他の古文書の保存状態の良さにも感心しましたが、


足元だけの菩薩像残欠もあえて展示されていることにもちょっと感動。


長い年月で朽ち果てた仏像はたとえ顔がなくても仏さまには変わりなく、


先に見学していた職場の人と

「何時の時代のどんなものとかよくわかるよねぇ・・・でもおもしろかったねぇ」と感心しました。


ほんとに


なんで菩薩像の足だと判るんだ?




先日盗まれた建仁寺の仏像


壊されることなく早く戻ってきて欲しいと思います。

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福岡市博物館「カメオ展」 [美術・博物展]

福岡市博物館で開催されている『カメオ展~宝石彫刻の2000年~』へ行ってきました。
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400点近いカメオとインタリオがそろうのは世界的にも例がないというこの企画展。
さほど混雑もなく一点ずつ鑑賞することができました。

小さい指輪やブローチなどをどうやって展示しているのかも興味津々。傷をつけたら大変ですからこれだけ展示するのはさぞ設営が大変だったんだろうなと舞台裏がきになりつつ・・・。


片付けるのもたいへんだな・・・。


ライトの当て方、使いかたもたいへんだ・・・。


固定用のピンと展示台は特注みたい・・・。



図録は立派でしたが、重すぎて購入断念。
九州国立博物館で購入する図録も重いものが多く、持って帰る人のことも考慮すべきかも・・・。



↑肝心のカメオよりも気になること多々・・・。



チラシに掲載されている黒人女性の黒いカメオが写真以上にきれいで、元からそうなのかそれとも使い込まれて磨耗したのか彫刻が薄いカメオや、肖像だけではなくギリシャ神話やキリスト誕生、猫やハエなどの生き物がデザインされたカメオ。
見ていて飽きませんでした。


カメオは身につける人や年齢、場面を選ぶというイメージがありますが、使いこなせる人になりたいもんです。


骨董市なんかで見つけてみたいかも・・・。



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九州国立博物館「国宝天神さま」 [美術・博物展]

九州国立博物館「国宝 天神さま」展を観ました。

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福岡ですから、天神様といえば太宰府天満宮。そのほか福岡市内にある水鏡天満宮、筑後市内にある水田天満宮も。
菅原道真公のお話は福岡では有名ですが、他県ではどうなんでしょうね。


道真公が都を追われ太宰府へたどり着き、天神様となるまでの波乱万丈の人生を表した絵巻物がメインで視覚的にわかりやすくて楽しい展示でした。


大河ドラマは無理かもしれませんが、お正月の大型時代劇なんかにできそうな波乱万丈さだと思いますが・・・ねぇ・・・。



「小学生にわかりやすく楽しんでもらう」が国立博物館のテーマの一つのようで、クイズのパネルや「天神様学習帳」やら、大人も学習帳持って見たかったかも・・・。


でもやはり、滅多の見れない史料がチラッとでも閲覧できるというだけで職業柄、眼の色が変わりそうになりました。



メトロポリタン美術館所蔵「北野天神縁起絵巻」・・・アメリカへ行っても見れません。




京都;北野天満宮所蔵「北野天神縁起絵巻」(承久本)・・・京都へ行っても見れません。





前田育徳会所蔵「類聚国史」や東京国立博物館所蔵「延喜式」・・・資料館・博物館・図書館には必ず書籍版がありますが、「本物だぁ」と思ってしまいましたわ。


ただ、各史料開かれた部分は道真公が天拝山に登って天を仰ぐ場面が多かったような・・・。
「あれ、またかい?」と最後のほうは思ってしまいました。




それでも天神様三昧な空間は居心地がよかったです。




ちなみに音声ガイドのナレーションは市原悦子さん。
見るより聴くほうに集中してしまいそうでした。
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「島津の国宝と篤姫の時代」展 [美術・博物展]

九州国立博物館で開催されている「島津の国宝と篤姫の時代~東京大学史料編纂所20万点の世界~」展へ行きました。
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東京大学史料編纂所・・・って、歴史学に関係することをやっていないと「東大の・・・何?」って所なのですが、関係することをやってると少々テンション上がります。
編纂所の耐震工事のため、所蔵史料を九州国立博物館に避難させることから企画された展覧会。
なぜ遥々九州なにか・・・まぁ、収容スペースにまだ空きがあるってことなのでしょうが、こういうことでもなければ九州に居ながらにして編纂所の史料なんてお目にかかれません。



しかも、篤姫関係だし。




前回と違ってはやり人が多く、入場口そばの展示ケースには行列・・・


ここを乗り越えれば後は段々みんな疲れてきてじっくり見ないものなんです。


映像資料があるとそこへみなさん行っちゃうし。



さて、展示内容なのですが、どの史料もなんと状態の良いことよ。

蒙古襲来から江戸末期にかけて、政治的な堅苦しい内容のものよりも虎狩関係や風刺画、レザノフやペリーの来航、耕作絵巻など、とっつきやすいものが多かったです。

解説も、子どもが興味をもちそうな内容になっていて、親も子どもに説明しやすそうで会話を聞いていてクスッと笑ってしまうこと多々。

甲冑の形やデザインについてもじっくり360度眺めることができて勉強になりました。

強いて言うなら、大奥の平面図が結構な大きさで細かく書かれていて、どこがどこだかよくわからず。その後に見た映像資料でやっと納得って感じでした。


有料の音声ガイドを借りたら目録が割引になったこともちょっとうれしかったです。
その目録もしっかり読める内容になっています。


このあと、文化交流展示室のトピック展示「変化する観音」を見ました。

トラブルに巻き込まれても観音さまに念ずれば、いろんな方法で助けてくれる観音さまがいっぱい。

なかでも見惚れたのが「白衣観音像」という史料。

大きな観音さまの描かれた軸なのですが、そのお顔がなんとも素敵で。

可愛い

美しい

優しい

穏やか

どの言葉も当てはまる、どの言葉も物足りないくらい見惚れる観音さまでした。

一通り見終わってからベンチに座って真正面から再度しばらく鑑賞してしまいました。


理想の女性像かも。

これだけもう一度観たいな。


なお、今回も九州国立博物館ぶろぐるぽに参加させていただいています。

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マッケンジー・ソープ [美術・博物展]

好きな歌い手
好きな俳優
好きな場所
好きな音楽
・・・

好きな○○はたくさんありますが、我、このたび好きな画家にめぐり逢いました。

MACKENZIE THORPE

詳しくはこちらのサイトを。

福岡県立美術館で短期間の企画展が開催され、その模様をニュースで観て、衝動的に観にいきました。


彼は学習障害をもつイギリス人です。
障害のために子どもの頃からつらい体験をたくさんし、働いても続かない日々を送りましたが、どんなときもパステル画を描いていました。
上記サイトに作品が掲載されていますが、大きくて丸っこいハートと大きな頭の子どもたちが印象的でキュート。ですがまったく違う落ち着いた暗い印象の作品もあり、赤いハートや丸っこい子ども、黒いダッフルコートの子どもが対象的だったり、「明」と「暗」があるのです。

障害を理解してくれない人(暗)にも出逢ったけれど、支えてくれる人(明)にも出逢えた彼だから描ける作品。
子どもの頭が大きいのは、夢や希望や可能性がたくさんつまっているから。
黒いダッフルコートの子どもはつらい時期のマッケンジー自身。
丸っこくて大きなハートはみんなが持っている愛情。

彼は言います
「大人のみなさん、子どもを愛してください。
守ってください。
導いてください。
ダメだ、できない、と頭ごなしに責めないでください」

彼が出逢った奥様が彼に言ったそうです。
「想像しなさい。
想像できることは、実現できる可能性があるということ。
不可能ならば想像もできないはずです」


なんだか、安心してしまいました。

いつか、彼の作品を自分の部屋に飾れるといいな。
お気に入りの絵画を飾れる人になりたいな。


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福岡市博物館「失われた文明 インカ・マヤ・アステカ」展 [美術・博物展]

福岡市博物館で開催されている『失われた文明 インカ・マヤ・アステカ』展を観ました。

中南米三大文明。神話の描かれた赤土でできた容器類、瞬きしそうなヒスイの仮面、高山に築かれた石の街、神様の位置づけ。アジアや欧米、アフリカで栄えた文明とはまったく違った世界でした。



今回、我の目的はただ一つ。




インカの通称親子ミイラにお会いすること。



込み合った会場内でじっくりとはいきませんでしたが、真正面からお会いすることができました。

この文明には、生けるものすべてに神が宿り、その神のために生贄の風習があり、

神のために我が血を流し、命をささげ、

その亡くなった命がミイラという姿となり、生きるものと共に生活する・・・。

気味が悪いと思われるかもしれませんが、

その当時の人たちにとっては日常。



膝を抱えて

膝の上に頬をのせて

ちょっと眠ってる間に年月がたってしまったかのような・・・。

自分が亡くなったことに気がつかないままかのような・・・。

自分の生きた文明が滅び去ったなんて思いもしていないかのような・・・。



今、人を意味もなく殺してしまう、簡単に発想・発言していまう世の中ですが、
この時代の“死”にはきちんと意味があって、後に残る大切な仲間・人のためになっている。




すみません。


ミイラを語る我のことは気になさらないでください。



手塚治虫さんの『火の鳥~鳳凰編~』に“即身仏”というものが出てきますが、

我、“即身仏”になりたいと思いまして・・・

今回も、


我、どうせ死ぬなら悟りを啓いてミイラになりたいなぁ・・・と・・・。


悟りを啓けるくらいの人になりたいなぁ・・・と・・・。

生贄はイヤだけど。


それにしてもまさか鳥のような乗り物に乗って空を飛んで、知らない国の人々に囲まれるなんて思ってもいなかったろうに・・・。


国から出さないほうが良いとおもうのですが、

運ばれてきたからこうやって対面できたのも事実で・・・。


1年余りの長旅、ごくろうさまでした。
しばらく静かにお休みくださいませ。
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九州国立博物館『国宝大絵巻展』 [美術・博物展]

九州国立博物館国宝 大絵巻展』へ行きました。

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絵巻物


今でいうなら絵本、マンガ。

国宝 一遍聖絵の一遍上人入滅に悲しむ群衆なんて とても緻密で、

重文 泣不動縁起の冥王の館なんて とてもカラフルで、

重文 百鬼夜行図の付喪神(つくもがみ)なんて とてもかわいい。

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付喪神・・・モノには魂が宿るとよく言いますが、くるみ割り人形のように夜中にモノたちが動いていると、魂があると思う我であります。


これだけの色を当時生み出していたことに驚き、

これだけの創造力の豊かさに驚き、

これだけの保存状態の良さに驚き、

また修復技術のすばらしさに驚きました。

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くずし字ばっかりの読めない・意味がわからない古文書よりはずっとわかり易くて見ていて楽しい絵巻物。

それが“一展示ケースに一史料”ってくらい惜しげもなく広げられている様は贅沢。

狭い展示スペースにこれでもか!と読めない古文書を並べようとしたがる我が職場と大違い。



でも

その分点数は少なめで、“(おなかいっぱい)観た!”っていう気にはなりませんでした。

あんまり多いのも疲れますが、有料で借りた音声ガイドが観るスピードに追いつかず省略すること多々あり少々残念。

図録はこれまで様々購入していますが、一番活字が大きくて、見ていて楽しい図録です。


観覧後、タイミングよく「きゅーはくミュージアムコンサート」 が始まり、のこぎり奏者;サキタハヂメさん登場。

のこぎりを楽器にできることはテレビなんかで聴いていましたが、実際に生で聴くのは初めてで、

電子楽器のテルミンみたい。

NHKドラマ「鞍馬天狗」の登場シーンの音楽を担当された方で、それだけで好印象持っちゃう我でありました。



展示は6月1日まで開催しています。



☆写真提供;九州国立博物館☆
この写真は博物館の『ぶろぐるぽ』参加のため提供していただきました。
館内での撮影は禁止です。

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福岡市博物館『木喰展』 [美術・博物展]

・・・So-Netブログのリニューアルに戸惑いつつ・・・

福岡市博物館『微笑みの仏たち~生誕290年~木喰(もくじき)展』を観ました。

最近、博物館へ行くと人の多さにじっくり観ることができないことが続いていましたが、今回はじっくりゆっくりと。
一作品1~3人くらい鑑賞できる余裕さがうれしい空間でした。

木喰さんは、微笑仏を80歳で1,000体、90歳で2,000体造像された方で、そのほとんどがその名のとおり微笑んでいらっしゃいます。


仏様の頬が


まんまるで


突っつきたくなり、


ぷっくりしているもんだから、


ピカピカしてて


撫でたくなって


対面して


癒されるというか


なんというか



救われる・・・




「秩父三十四所観音菩薩」というものなんて、

妙に磨り減ってつるつるしてると思ったら

地元の子どもたちが川遊びに持ち出して浮き輪代わりにしていたとか


雪原でソリ代わりにしていたとか


地域に根付いているというより


親しまれているというより


「遊び友達は仏さん」状態


なんてステキな!



立木仏」というものがあって、

生きている木に仏像を彫ったもので、

木が成長するにつれて仏像が木の内部に入り込んで姿が見えなくなるものなんです。


展示では写真パネルと保存のために切り取られた立木仏が展示されていましたが、未だに成長する木の中にあるものもあり、見えなくなる前に実際観にいきたいとおもいました。




・・・仏像


いつか彫ってみたい



かも・・・
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九州国立博物館『本願寺展』 [美術・博物展]

(・・・もう閉幕してしまいましたが)九州国立博物館で開催されていた『本願寺展』を観ました。

画像が大きすぎて掲載できません。

今回初めて西鉄電車が発行している九州国立博物館きっぷを利用。

最寄り駅から太宰府駅までの往復電車代、博物館企画展と文化交流展の観覧券、そして天満宮境内の宝物館やゆうえんちの割引券にレンタルサイクルの割引券のセット。ポストカード2枚付き。

電車代と企画展チケットだけで元が取れます。

 

まずはやはり太宰府天満宮へ参拝。

中国人団体客や修学旅行生の集団、七五三の家族がたくさん。前回おみくじの色はジャパンブルーでしたが、今回はピンクにオレンジ・・・ピンクリボンにちなんで?意味を教えてください、道真様。

(追記:新聞によると、おみくじは紅葉バージョンだそうです。春には新緑バージョンの予定だそうです。)

前回は天満宮境内から動く歩道を使いましたが、修学旅行の団体を避けて天満宮入口から脇にそれ、光明禅寺方向へ。

光明寺は紅葉と枯山水の庭園が公開されているお寺で、初めて伺いました。

まだもみじは青かったのが残念。

そこからテクテクと国博通りを抜けて階段を上り、博物館へ。

この辺に住んでいる方って・・・博物館をどう思っているんだろう?お隣は一面ガラス張りの巨大な建物って・・・落ち着かないんじゃ・・・?

と、

とっても余計な心配をしつつ、

肝心の『本願寺展』ですが・・・

 

絵伝といわれる様々な場面の絵図を一つの軸に仕立てた史料がありますが、「この部分はこういう場面です」と文字で区割りされた解説パネルが横に掲示されていたのはわかりやすくてよかったですし、

「本願寺本三十六人家集」は様々な和紙を張り合わせて模様を出し書物に仕立てた史料で、本当に美しいものを作り出すには工夫と根気が必要で、パソコンを使ってどんなに色や模様を重ねても敵わないことを実感。

団体のご婦人方が群がる史料があり、なにかと覗けば豊臣秀吉朱印状で、ご婦人が「秀吉さんよ、秀吉さん・・・」と盛り上がっていました。

見聞きしたことのある人名や史料だとテンション上がるのでしょうね。

と、仕事上、秀吉の朱印状やら伊達政宗の書状やら見慣れてしまった我はテンション下がりました(反省)

などとぼやきつつ、

正直、先に見た『鑑真和上展』のほうが面白かったです。

会場内で上映されていた本願寺の紹介映像(5分)と襖絵が一番楽しめたかな。

 ちなみに我が行ったその日に本願寺展観客17万人目、翌日総入館者数400万人目という節目だったそうです・・・我は何人目だったんでしょう。

 

帰路、名物の梅が枝もちをお土産にしたのですが、以前よりお店が減っているような・・・。

今まで食べたことのないお店でと思い、参道中ほどにある一番行列していた某お店の隣店「茶房きくち」へ。

覗いて初めて知ったことですが、某テレビ番組の「食わず嫌い王」で徳永英明さんがお土産にした梅が枝もちでした。

そして、初めて「冷凍梅が枝もち」を発見!あったかいのを持ち帰っても冷めてしまうし、食べ残すし・・・と購入してみました。

美味しかったです。今度は「お焼き」なるものを食べてみようかな。


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